
01 / CONCLUSION
福祉事業所のおたより・掲示物は、AIに文面とレイアウト案を下書きさせるところから始められます。冬の感染症予防や行事案内も、架空ケースなら見出し・短い説明・掲示の順番を整理できます。ただし、健康情報の正しさ、利用者への配慮、配布・掲示の承認はAIに任せません。
下書きはAIと。判断と支援は、人が。
02 / WHY NOW
厚生労働省の報道発表では、2026年第34週(8月17日〜23日)のインフルエンザ定点当たり報告数が1.11となり、流行開始の目安1.00を上回りました。第41週(10月5日〜10月11日)は12.81、報告数47,746でした。
数値は地域・時点により変わります。冬の案内を作り直す時期ですが、健康情報をAIに決めさせてはいけません。2026年10月19日時点の参考情報として、厚生労働省の発生動向調査ページと第41週資料(2026年10月16日公表)を人が確認し、制度上の対策は法人の指針と所管行政の情報に従います。
03 / FIVE SCENES
この記事は、掲示物・おたより・チラシに絞り、健康情報の確認、画像素材、出典欄、掲示前の承認までを扱います。業務別のAI活用例の全体像は障がい福祉のAI活用 事例・アイデア集をご覧ください。
以下はすべて架空ケースです。利用者・家族・職員の氏名、写真、体調、障がいの状況、実在記録は入力しません。「材料にないことを足さない」「不明点は【要確認】と書く」と指示します。
確認済みの材料を、手洗い・換気などの短い文と見出しに整えます。症状や受診の目安は人が確認します。
開催日、持ち物、連絡先を読みやすく並べます。日時や費用、申込方法は人が確定します。
季節のあいさつと一般的な連絡を整えます。個別の利用者の様子は入れません。
短い文、ふりがな、やさしい日本語、ピクトグラム風アイコンの案を作ります。障がい特性への配慮は人が判断します。
タイトル、本文、注意書き、問い合わせ先の配置案を作り、Canva等で仕上げます。素材の利用条件は人が確認します。
04 / DO NOT DELEGATE
AIは下書き・補助まで。最終判断と確定は、法人の規程・承認手順に従い権限のある人が行います。健康・医療情報、症状、予防法、受診や利用の目安をAIの出力だけで断定せず、厚生労働省、保健所、嘱託医などの最新情報と照合します。
利用者・家族・職員の氏名や写真は個人情報になり得ます。体調、病歴、障がいの状況などは、要配慮個人情報に該当し得ます。仮名化・マスキングをしても再識別の可能性があるため、入力可とはせず、生成AIには入力しません。実在する方の写真を使う場合は、AIの外で、撮影・利用目的、掲示・配布範囲、本人または保護者等の同意、法人の規程と権限を確認します。
画像生成AIの素材は、利用するサービスの最新規約・商用利用条件と、既存の作品に似ていないかを人が確認します。文化庁「AIと著作権に関する考え方について」は一般的な整理であり、個別の利用について法的な安全を保証するものではありません。迷う場合は専門家へ相談します。既存キャラクターや他者作品に似せた生成を指示せず、配布・掲示も人が承認します。
05 / SAFE START
掲示か配布か、誰に何を伝えるかを決めます。
厚生労働省、保健所、嘱託医、法人の指針などの確認済み材料を用意します。
架空ケースで見出し・短文・やさしい日本語・レイアウト案を作ります。
余白、文字サイズ、出典、素材の利用条件を確認します。
事実、表現、配慮、権利、配布先を確認して確定します。
06 / FAQ
丸ごとは任せません。厚生労働省、保健所、嘱託医、法人の指針などの最新情報を人が確認し、AIには文面やレイアウト案の下書きだけをさせます。症状、予防法、受診や利用の目安をAIの出力だけで断定せず、配布・掲示前に権限のある人が承認します。
実在する人の写真や体調などの情報は生成AIに入力せず、架空ケースで素材やレイアウトを検討します。仮名化やマスキングをしても再識別の可能性があるため、入力できるとは考えません。実在する方の写真を使う場合は、AIの外で、撮影・利用目的、掲示・配布範囲、本人または保護者等の同意、法人の規程と権限を確認します。
一律には言えません。文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」は一般的な整理で、個別の利用の安全を保証するものではありません。利用するサービスの規約・商用利用条件と、既存の作品に似ていないかを人が確認し、迷う場合は専門家へ相談します。既存キャラクターや他者作品に似せる指示は避け、配布・掲示前に法人の承認手順を通します。
07 / SUMMARY
福祉事業所では、架空ケースのおたより・掲示物・行事案内からAIを試します。健康情報は最新の一次情報を人が確認し、実在情報は入力しません。出力を事実、表現、配慮、権利の観点で確認し、法人の規程・承認手順に従って確定します。
下書きはAIと。判断と支援は、人が。この線引きを作成手順に落とし込むことが、安全な使い始めです。
免責
本記事は2026年10月19日時点の一般情報です。健康情報は時点により変わるため、厚生労働省、保健所、嘱託医などの最新情報を人が確認してください。生成AIへの入力可否、個人情報保護、著作権、支援や制度の個別判断は、法人の責任者、所管行政機関、医療専門職、専門家へご相談ください。
あなたの右腕、作りませんか。
下書きはAIと。
判断と支援は、人が。
「WelvieAI(ウェルビーAI)」は、株式会社フェアテクノロジーズが提供する障がい福祉特化のAI実践研修です。仮想モデル事業所のケース演習で、AIへの指示と確認の「型」を学びます。受講中に受講者の実業務や実データは扱いません。
資料請求・無料相談はこちらこの記事を書いた人
杉本 悠飛(すぎもと ゆうひ)
株式会社フェアテクノロジーズ 取締役 / ウェルビーラーニング事業責任者 / WelvieAI事業責任者
障がい福祉に特化した動画研修サービス「ウェルビーラーニング」を立ち上げました。ウェルビーラーニングをご契約中の法人1,000社・アクティブユーザー20,000名以上(2026年9月時点・当社調べ)にご利用いただいています。弊社グループで就労継続支援A型事業所・グループホームを運営し、制度対応と現場運営の両方に携わっています。2026年からは障がい福祉特化のAI研修「WelvieAI(ウェルビーAI)」の立ち上げも担当しています。
この実績はウェルビーラーニングの実績であり、WelvieAIの受講実績ではありません。