
01 / CONCLUSION
生活介護のAI活用は、支援の判断ではなく「下書き・整理・準備」から始めます。日中活動の案、連絡帳、研修メモ、事務文書、面談の質問案などは、架空ケースでたたき台を作れます。一方、本人の意思や支援内容、健康・安全に関する判断はAIに任せません。
下書きはAIと。判断と支援は、人が。
02 / WHY NOW
2026年10月22日の厚生労働省 第66回「障害福祉報酬改定検討チーム」で、令和9年度報酬改定に向けて生活介護などの論点(案)が示されました。第66回資料では、生活介護の報酬設定に関して、利用者の意思決定支援や個別的支援の充実が論点となっています。また、学齢期から成人期への円滑な移行に関して、「生涯学習の実施を努力義務として位置付けてはどうか」という案も示されています。
これは決定事項ではありません。制度の詳細をこの記事で解説するのではなく、日々の準備や文書整理にAIをどう使えるかを見ていきます。内容は厚生労働省の第66回資料ページをもとにした、2026年10月26日時点の参考情報です。最新の情報は厚生労働省の公表資料でご確認ください。
03 / FIVE SCENES
以下はすべて架空の情報です。実在の利用者・家族・職員の情報を入力せず、「材料にないことは足さない」「不明点は【要確認】」と最初に指示します。
季節やテーマに合わせた活動案と準備物の候補を整理します。安全面、本人に合うか、実施できるかは職員が確認します。
人が確かめる点:活動の安全性、参加方法、必要な配慮、実施時間、準備物の在庫。
行事案内や一般的なお知らせを、読みやすい文章に整えます。個別の様子や家族情報はAIに入れず、人が差し込みます。
人が確かめる点:日付・持ち物・連絡先の正確さ、読み手への配慮、掲載してよい内容か。
研修後の気づきや、次回の確認事項を整理する項目案を作ります。実在の職員名や利用者の事例は使いません。
人が確かめる点:研修内容との一致、事実と感想の区別、実際の支援に関する判断をAIに任せていないか。
表の項目や予定表の枠組みを作る場面です。実名・住所・電話番号・実際の送迎経路は入力しません。
人が確かめる点:実際の予定、担当、送迎の安全、個人情報、共有先と最新版。
面談で聞く質問リストや、検討する観点を整理します。個別支援計画そのものの作成・判断・確定は、サービス管理責任者など権限のある人が行います。
人が確かめる点:本人の意思を尊重できるか、聞き方が適切か、支援方針の判断をAIに任せていないか。
04 / SAFETY
利用者の氏名・障がい名・病名・医療的ケアの内容・服薬・家族情報などの要配慮個人情報は、原則として入力しません。匿名化した実在の記録も、入力してよいとは限りません。使うAIサービスの規約、入力データの扱い、事業所内のルールを確認してください。
AIに任せないもの
AIは下書き・補助まで。最終判断と確定は人(最終責任は作成者)。出力に誤りや事実にない内容が混ざる可能性があるため、元資料との照合、権限者の確認、最新版管理を組み込みます。
05 / SUMMARY
使いやすいのは下書き・整理・準備。活動案、案内文、研修メモ、事務文書、面談準備から始めます。
個人情報と判断は人が守る。医療的ケアや健康状態、支援の確定をAIに任せません。
小さく始めて確認する。架空ケースで試し、事業所のルールに合わせて見直します。
生活介護のAI活用は、支援をAIに置き換えることではありません。人が支援と判断に集中するための準備を、AIで整える発想です。
06 / FAQ
活動案、準備物、案内文、研修メモ、事務文書、面談の質問案などの下書きです。実在の利用者情報は入力せず、出力は人が確認・確定します。
氏名だけでなく、障がい名、病名、医療的ケア、服薬、家族情報なども原則入力しません。最初から作った架空ケースで試してください。
観点の整理や質問リストなどの準備までです。計画の作成・判断・確定はサービス管理責任者など権限のある人が行います。
できません。医療的ケア、健康状態、服薬、緊急時対応の判断はAIに任せず、専門職と事業所の手順に従います。
関連サービス
WelvieAI 障がい福祉特化AI実践研修
仮想ケース演習で、下書き・確認・運用ルールを学ぶオンライン研修です。ウェルビーラーニングをご契約中の法人1,000社・アクティブユーザー20,000名以上(2026年9月時点・当社調べ)の現場知見をもとに設計しています。この実績はウェルビーラーニングの実績であり、WelvieAIの受講実績ではありません。
あなたの右腕、作りませんか。
下書きはAIと。判断と支援は、人が。
WelvieAIは、障がい福祉の現場でAIを安全に使うための実践研修です。研修で利用する生成AIサービス(Claude Pro以上)の利用料は受講料に含まれません。受講者さまでのご契約が必要です。
資料請求・無料相談はこちらこの記事を書いた人

杉本 悠飛(すぎもと ゆうひ)
株式会社フェアテクノロジーズ 取締役 / ウェルビーラーニング事業責任者 / WelvieAI事業責任者
障がい福祉に特化した動画研修サービス「ウェルビーラーニング」を立ち上げ、ご契約中の法人1,000社・アクティブユーザー20,000名以上(2026年9月時点・当社調べ)にご利用いただいています。弊社グループで就労継続支援A型事業所・グループホームを運営し、制度対応と現場運営の両方に携わっています。2026年からは障がい福祉特化のAI研修「WelvieAI(ウェルビーAI)」の立ち上げも担当しています。
この実績はウェルビーラーニングの実績であり、WelvieAIの受講実績ではありません。