― 2026年8月10日、最終発表会で語られた言葉と取り組み ―
※ 本記事で紹介する感想・成果は、0期生(パイロット期)の受講者個人の体験です。受講による一般的な成果を示すものではなく、成果や活用状況は受講者の業務内容・習熟度・運用環境によって異なります。
2026年8月10日、WelvieAI の0期生が全8回の最終講義を終えました。
最終回は、受講者ご自身による発表会です。ある受講者の発表資料の表紙には、こう書かれていました。
救世主は、PCの中にいた
6年間走り続けた毎日に、"ゆとり"が生まれるまで
この記事は、その発表会で語られた言葉と、実際に生まれた取り組みを共有するレポートです。
結論
SECTION 01
0期生は、カリキュラムを実地で検証するためのパイロット期です。
パイロット期として、良かった点だけでなく改善点についても率直なご意見をいただきました。実際、各回のアンケートでは満足度が3という回答もあり、その回の内容は組み立てを見直しています。
なお、0期は現在のカリキュラムを確定する前の検証期であり、進め方の一部が現行期とは異なります。 現在の研修では、すべての演習を仮想のモデル事業所のケースで行い、受講中に実際の利用者情報や受講法人の実データは扱いません。研修で身につけるのは、モデルケースを通じて業務改善の手順を設計する力です。また、当社が受講法人専用のツールを制作・納品するものではありません。以下に紹介する取り組みは、受講者がパイロット期で学んだ内容を自ら応用した結果です。
この検証を経て現行カリキュラムを確定し、2026年9月11日に第1期が開講しました。
SECTION 02
※ 以下は株式会社RONRON 田野田様お一人の体験です。受講による一般的な成果を示すものではありません。
冒頭の発表をされたのは、共同生活援助を運営する株式会社RONRON 代表取締役 田野田 記様です。発表では、こう話されました。
2ヶ月で、自分のQOLが爆上がりしました。仕事で精一杯で家のことが手につかなかったのが、すべて改善しました。今後はAIとともに生きていく。それくらい人生にインパクトがありました。
田野田様は最終回のアンケートに、取り組んだ仕組み化を29項目書き残されています。そして、その結果をこう記載されました。
BEFORE
1日の労働時間
約15時間
AFTER
1日の労働時間
約5時間
毎日だった現場対応が
週1日程度 まで減少
しかも
人員・人件費は増やさず
業務の質とスピードを上げられたことが、大きな成果です。
29項目は、請求書の作成や勤怠データの整理といった定型業務から、「業務を『AIで完結』『担当職員へ振り分け』『人の確認が必要』『自分の判断が必要』に分類する」という業務設計そのものにまで及んでいました。
田野田様のインタビュー動画は、WelvieAI のトップページでご覧いただけます。
SECTION 03
共同生活援助を運営する株式会社Fellgo 管理者 小池 美紀様は、こう話されています。
誰でもできる業務を毎月自分でやっていて、非常に苦痛でした。それを誰にも任せられないことがもどかしく、採用も考えていました。このスキルを得て、仕事だけでなく家のことにも手が回るようになり、私生活が戻ってきたのがとても嬉しい。
小池様が仕組み化したのは17項目。ご本人はアンケートで「請求・経理」「勤怠・シフト」「記録・実績」「書類作成」の4分類で整理されていました。
就労継続支援A型を運営するE社のY様は、AIへの見方が変わった過程を話されました。
最初はAIに対して、ただの会話ツールという認識しかなく、活用のイメージもありませんでした。試しにアプリを開発したら楽しく取り組めて、結果として業務で活かせるアプリも作れるようになった。自分が一番欲しかったものが形になって、すごく嬉しかったです。
Y様が作られたのは、応募者の管理、お薬の手引きアプリ、支援記録の文字起こしツール、コラムの作成でした。
SECTION 04
必要な情報を整理し、AIで文章のたたき台を作る手順が紹介されました。AIが行うのは原案作成の補助に限られます。アセスメント、支援内容の検討、関係者との協議、利用者・ご家族への説明と同意、計画の作成・確定は、法令上の責任を負うサービス管理責任者または児童発達支援管理責任者が行います。
音声から記録案を作成する手順が紹介されました。
支援記録には、健康状態や障がい特性といった要配慮個人情報が含まれ得ます。実際の利用者情報を扱う場合は、利用目的の範囲内かどうか、本人への説明、利用するサービスの保存・学習利用の条件、アクセス権限、保存先を事業所側で確認し、個人情報保護法や法人内規程に沿った承認済みの環境で運用する必要があります。個人情報保護委員会も、個人データを生成AIへ入力する際は、利用目的の範囲内であることと、提供事業者が機械学習等に利用しないことを十分に確認するよう注意喚起しています。
この点は0期の検証で最も慎重に扱うべき論点だと分かったため、現行カリキュラムでは演習をすべて仮想のモデル事業所のケースに改め、受講中に実際の利用者情報は扱わない設計にしています。 現場で実データを扱うかどうかは、各事業所が上記を確認したうえで判断いただく前提です。
複数の情報を照合し、確認候補を整理する取り組みが紹介されました。請求額の確定、請求データの送信、制度要件への適合判断は自動化せず、担当者が最新の制度・記録と照合して行います。
外部に依頼していた制作物を、自分たちで形にできるように。
必要事項の整理や記載案の作成を補助するツールを、受講者自身が試作しました。行政判断、提出要否の判断、様式の最新性の確認、内容の確定および提出は担当者が行います。
本当に、AIが自分の右腕になりました。
発表では、複数の受講者からこの趣旨の感想が聞かれました。
「AIを勉強した」ではなく「右腕ができた」。この差が、8回の中身だと考えています。
SECTION 05
最終回のアンケートで、次期受講生へのメッセージをいただきました。
「これは自分がやるしかない」と思っている仕事ほど、実はAIに任せられる可能性があります。
株式会社RONRON 田野田様
ひたすら試し続けることが大事です。
株式会社Fellgo 小池様
やりたいことを臆することなくやった人から仕事が楽になります!失敗しても大丈夫!その失敗もAIは糧にしてくれます!もちろん人間もね。
E社 Y様
SECTION 06
仮想ケースを用いて、業務を整理し、AIへの指示、出力内容の確認、運用ルールの設計までを段階的に学びます。
毎回のモデルケース演習を通じて、同じ手順を別の業務へ応用する考え方を身につけます。
「ビフォー/やったこと/アフター/これから」の4点で発表すると決まっているため、取り組みが途中で止まりません。
なお、最終回のアンケートで「特に役立った回」を挙げていただいたところ、第5回「任せる枠をつくる ── 運用ルールと安全設計」が回答者全員から選ばれました(複数選択・回答5名)。何をAIに任せ、何を人が確認するのかという線引きが、いちばん効いていたことになります。
SECTION 07
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 他の方に勧めたいか | 10点満点で回答5名全員が10点 |
| 研修全体(全8回)の満足度 | 5名全員が「とても満足」 |
| 受講後もAIを使い続けたいか | 5名全員が「はい」 |
| 毎回のアンケート満足度 | 平均4.5/5(全7回・回答37件) |
| AIへの苦手意識 | 5名全員が「減った」(かなり減った4名/少し減った1名) |
回答は0期生5名で、うち3名は当社および当社グループ会社の受講者です。少数の回答であり、一般的な評価を示すものではありません。
SECTION 08
0期の検証を経て、2026年9月11日に第1期が開講しました。現在お申し込みいただけるのは、第5期と第6期です。
| 期 | 開講 | 曜日・時間 |
|---|---|---|
| 第5期 | 2026年11月20日(金) | 毎週金曜 15:00-17:00 |
| 第6期 | 2026年12月2日(水) | 毎週水曜 15:00-17:00 |
いずれも全8回・定員5社です。第1期から第4期は満員御礼となり、受付を終了しました。
人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の利用を検討される場合、職業訓練実施計画届は、原則として訓練開始日の6か月前から1か月前までに、受講事業主から提出する必要があります。本日程から逆算した目安は、第5期が2026年10月20日、第6期が11月2日です。郵送は到達日が基準となり、期限が休日に当たる場合の取扱いを含め、必ず所管労働局へご確認ください。
※申請・受給の主体は受講事業主であり、当社ではありません。助成金には事業主・対象労働者・訓練内容等の要件と審査があり、計画届の受理によって支給が確約されるものではありません。対象可否、適用される制度版、必要書類は、所管労働局または社会保険労務士へご確認ください。制度は令和8年度末までの時限措置です。
受講日程についてのご相談は当社へ、助成金の対象可否・申請手続については所管労働局または社会保険労務士へご確認ください。
第1期〜第4期は満員御礼となりました。第5期・第6期を受付中です。
あなたの右腕も、
2ヶ月で作れます。
障がい福祉に特化したAI研修「WelvieAI」。2ヶ月・全8回(計16時間・完全オンライン)で、仮想ケース演習を通じて、現場の業務改善を“自分たちで”進めるための基礎と実践を学びます。
研修資料を無料で請求する助成金の活用可能性についてもご案内します(要件・審査あり・受給を保証するものではありません)。
この記事を書いた人

杉本 悠飛(すぎもと ゆうひ)
株式会社フェアテクノロジーズ 取締役 / ウェルビーラーニング事業責任者 / WelvieAI事業責任者
株式会社テクキャリ 取締役
障がい福祉に特化した動画研修サービス「ウェルビーラーニング」を立ち上げ、ご契約中の法人1,000社・アクティブユーザー20,000名以上にご利用いただいています(2026年9月時点・当社調べ)。自社グループの株式会社テクキャリ(就労継続支援A型事業所)の運営に取締役として携わり、制度対応と現場運営の両方を実務として経験しています。虐待防止・身体拘束適正化・処遇改善加算・運営指導対策などの研修コンテンツ企画を統括。2026年からは障がい福祉特化のAI研修「WelvieAI(ウェルビーAI)」の立ち上げも担当しています。